箕面 西江寺の大聖歓喜天|強い祈願成就と祟りが裏腹な神様

箕面山聖天宮 西江寺で大聖歓喜天様にお参りしよう

箕面山 聖天宮 西江寺(みのおさん しょうてんぐう さいこうじ)は、役行者(えんのぎょうじゃ)によって建立された大聖歓喜天霊場の根本道場です。

 

そもそもですが、箕面山は古来より瀧を中心に山林の修行道場として発展してきた地で、日本で最も古い修行地の一つです。

 

そして、役行者(えんのぎょうじゃ)によって658年飛鳥時代に開山されたんです。

 

箕面 西江寺の大聖歓喜天|強い祈願成就と祟りが裏腹な神様

 

大聖歓喜天といえば、生駒山にある宝山寺の生駒聖天が強いご利益やその反面の祟りでも有名ですが、そちらは延宝六年(一六七八)ごろからのお話ですので、こちらの方が歴史は長いです。

 

てか、箕面は、日本最初の大聖歓喜天霊場なんです。

 

箕面 西江寺の大聖歓喜天|強い祈願成就と祟りが裏腹な神様

 

云われとしては、”役行者が箕面大瀧で苦行を重ねていたある日、山獄鳴動して光明が輝き光の中から老翁に化身した大聖歓喜天が現れ、この山を日本最初の歓喜天霊場とし、万民の諸願成就のため未来永劫ここに鎮座すると申されました。”というのが、始まりですから。

 

実際、境内には、役行者と歓喜天の化身である老翁が対談したとされる「対談石」が残されています。

 

箕面 西江寺の大聖歓喜天|強い祈願成就と祟りが裏腹な神様

 

もちろん、生駒山そのものは大昔から神や仙人のようなお方が住む山と周辺から仰ぎあがめられていて、役行者が梵文般若経を書写して納め、弘法大師も若いころ修行された由緒正しいお山でありますので、機会があれば是非そちらもご訪問されるべしだと思います。

 

箕面の西江寺さんに話を戻すと、こちらは箕面滝に行く途中にああり、地元の人からは「みのおの聖天さん」と呼ばれ親しまれています。

 

 

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大聖歓喜天のご利益と祟りについて

 

現世利益の神様で子孫7代分の福を授けていただけるといわれるくらい強い神様ですが、その反面、恐ろしい神として畏怖されてきた経緯があります。

 

俗に聖天様は人を選ぶといわれ、非道な人間には縁を結ばないし、勤行を一生怠ってはいけないともいわれています。また、いい加減な供養をするとかえって災いがあると云われてたり、子孫七代の福をも吸い上げるなどの迷信もあるくらいです。

 

実際、この箕面聖天ではないですが、生駒聖天では、祈祷料を納め、歓喜天へ断ち物(喫煙・飲酒・ギャンブルなどの日常習慣を自分の意志で行わないこと)をすることを誓って、祈願者の願い事を叶えるように願う「願掛け」を行うことに対して、本当に注意をうながしているくらいです。
それは、「断ち物」を伴った祈祷をした場合、中断したり、変更が出来ない上に、断ち物を止めた場合には、祈願者に対して、凶事が起こる場合があるので、「断ち物による願掛け」を行う場合は、本当に気をつけないとだめですよーって言われています。

 

箕面 西江寺の大聖歓喜天|強い祈願成就と祟りが裏腹な神様

 

大聖歓喜天様に御祈願する場合の作法

 

  • 体を清潔にする。
  • 般若心経や観音経(もしくは観音経偈)を読誦する。
  • 歓喜天・十一面観世音菩薩の真言を唱える。
  • 勤行に精励
する。

 

というのがあります。

 

聖天さんは、清潔な人を好まれるので、身支度を清潔にして行くのが良いです。また、清浄をこのまれますので身内・親族が亡くなったときの忌服期間は、歓喜天の参拝を控えましょう。

 

祈願の際の真言に関しては、オン キリ(キリク) ギャク ウン ソワカ を7回、もしくは21回唱えるのが良いそうです。般若心経や観音経を唱える時も同じ回数です。多ければ多いほど良いそうです。

 

 

ただ、こういう作法は、同じ大聖歓喜天をお祀りされている寺院でも多少違いますので、それぞれ御祀りされているところでご確認下さい。私自身は、箕面聖天さんで直接確認はしていませんので、あくまでも一般的な聖天さんの作法です。

 

たまにネットで逆、禁忌を教えている事もあるので間に受けないように、直接、現地でお尋ねになってくださいね。

 

因みに聖天さんは、お昼から祈願者のところを周られているといわれているので、お参りは午前中にしないと午後からはいらっしゃらないかもですよー。

 

どこまで本当の話かは知りませんが。

 

それと、一般的に大聖歓喜天のご供養方法は、2つあり、油で歓喜天を沐浴させる浴油供と、華水供というのがありますが、時間や回数等細かく違うので、ご興味がある方は、またそのあたりは訪れた寺院でお尋ねしてみてください。。

 

聖天さんへの供物は、歓喜団・歓喜丸と共に、酒・大根が一緒に供えられるそうです。

 

箕面 西江寺の大聖歓喜天|強い祈願成就と祟りが裏腹な神様

 

聖天さんはこんな神様

 

聖天様は男天様と女天様の双身であり、男天様の起源であるヒンドゥー教のガネーシャ様が十一面観音様と双身で仏教に帰依されたのが聖天様です。

 

箕面山 聖天宮 西江寺の行き方

 

【場所】
〒562-0001
大阪府箕面市箕面2丁目5番27号

 

【アクセスマップ

 

 

【電車のご利用】
JR大阪駅から阪急梅田駅へ徒歩3分
阪急梅田駅から約30分、箕面駅下車徒歩5分
阪急梅田駅(宝塚線急行)→石橋駅(箕面線)→箕面駅

 

【タクシーで行く場合】
千里中央駅より 10分
新大阪駅より 15分
大阪空港より 15分

 

【車で行く場合】
171号線牧落交差点を北へ約1キロ

 

箕面 西江寺の大聖歓喜天|強い祈願成就と祟りが裏腹な神様

 

箕面の西江寺さんに行った際は、大聖歓喜天だけでなく大黒天様や弁財天様にも是非ともお参りを!!大聖歓喜天が扮して老翁として現れ役行者と対談したとされる「対談石」は必見ですよ。

 

 

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